「渋谷」の地名の由来をご存知ですか?

no.003

「渋谷」の地名の由来をご存知ですか?

実ははっきりと断定はされておらず、いくつかの説が存在しています。
今回はそのなかの3つの説をご紹介します。

 

説1「塩谷説」
なんと驚くことにその昔、渋谷周辺は入江でした。今では想像もできませんね。そしてこの付近は「塩谷の里(しおやのさと)」と呼ばれていたそうです。
時の流れとともにこの「塩谷(しおや)」がだんだんと「渋谷(しぶや)」に、呼び方が変わっていったそうな。

 

説2「河崎重家(かわさきしげいえ)説」

平安時代の終盤、「河崎重家」という名の武将が渋谷の地域を納めていました。
戦で功績を上げた重家は、京都御所の警護の任に就くことに。任務中御所に忍び込んだ盗賊「渋谷権助盛国(しぶやごんのすけもりくに)」を捕らえた功績を讃えて、第73代堀河天皇が「これからは『渋谷重家』と名乗るがよい」と仰られ、以降重家は「渋谷」を名乗り、これが領地の地名になったそうな。

 

説3「シブヤ川説」
その昔、渋谷の地域を流れる川の水鉄分を多く含み、赤さび色の「シブ色」だったためその色名からその地域を「渋谷」と呼ぶようになったそうな。

 

いかがでしたか?今では世界的にも有名な「渋谷」ですが、その地名の由来でさえはっきりと分からないなんて驚きですね。皆さまはどれが有力だと思いますか?