「恵比寿」の地名の由来

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「恵比寿」の地名の由来

夏も本番、ビールの美味しい季節になりましたね。ビールといえば「エビス」。「エビス」といえば渋谷区「恵比寿」…と連想する方も多いのではないでしょうか。今回はその「恵比寿」の地名の由来についてご紹介します。さて、皆さまはビール名と地名どちらが先に名付けられたと思いますか?答えは…なんと「ビール」!「エビスビール」は1890年、日本麦酒酒造会社(現サッポロビール株式会社)で誕生しました。醸造場は当時なんと渋谷区ではなく目黒区にあったそうな。「エビスビール」はその後順調に売り上げを伸ばしていき、現在の渋谷区恵比寿の土地を買収し工場を新設。そして1901年にビール出荷専用の駅として商品名から「恵比寿停留場」駅が生まれました。

1906年には人口増加を理由に旅客駅として渋谷寄りに場所を移し、「恵比寿駅」と改称。その後駅の誕生から20年ほど経った1928年に、ついに「恵比寿通」の地名が生まれ、1966年に正式に「恵比寿」という町名となりました。地名の誕生が先かと思いきや、ビールが先とは驚きですね!現在恵比寿にビール工場はありませんが、恵比寿ガーデンプレイス内の「エビスビール記念館」では「エビスビール」の歴史に触れながら美味しいビールも味わえるそうなので、皆さまもぜひ遊びに行ってみてくださいね♪